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耳栓のすすめ

タグ: 私的解説
公開日:2011-05-17 02:44:21 修正日:2019-04-26 09:41:06

リリース時に周りの音が気になる方はどうしていらっしゃいますか?私のおすすめは耳栓です。

リラックスするサウンドや,集中力を増す音など試してみましたが、結局耳栓に落ち着きました。

私 が東京にいたときに住んでいたアパートは、二階におじさんが引っ越してきてから、夜中や明け方にどんどんと足音を立てて歩き回るので,どうしようもなく耳栓を使い始めました。現在、田舎の新潟に引っ込んでいるのですが、住んでいるのが古い木造の家で、しかも場所が古い花街、今は飲み屋街になっているところでして、夜中の方がうるさいのです。

そんなわけで、耳栓に慣れている私ですので、耳栓をおすすめします。ちょっとした耳栓エキスパートですよ。 :D

耳栓を解説すると、最近の耳栓は発泡ウレタンでできています。科学の耳栓:イヤーウィスパーが発売された頃、製品は塩化ビニールでした。今も、塩化ビニール製の耳栓は発売されています。塩化ビニール製の耳栓は、高音の遮断性能に優れています。ただ、生活音などは低い音が多いため、低音遮断性能に優れている発泡ウレタ ン製の方が適しています。

現在発売されているイヤーウィスパーも発泡ウレタン製です。ただ、高いんですよ。日本製しか知らないと、この値段が当然に思えます。2ペアとケース付きでだいたい500円位します。

ところが、そもそもこのウレタン製の耳栓は、アメリカで使い捨てにされるもので、購入個数にもよりますが200ペアで2000円くらいです。一組10円ですね。

実際、耳栓が必要な騒音のひどい職場ではまとめて、もっと多く購入するので一組5円程度です。二組でも10円ですね。元々、ウレタンですから、そんなに高いものではありま せん。それを日本に持ってきてケースをつけ、立派な箱に入れると500円で売れるのです。しかも、何度も利用できる製品としてです。実際、イヤーウィスパーは アメリカからの輸入品ですが、同じ製品は別の名前で販売されており、その価格は200ペアで、20ドルちょっとです。少し、高級な値段です。(アメリカ製と言っていますが、実際はイスラエルとかそちらの外国で作っているはずです。)

実際、一度で棄ててしまうのはもったいないです。汚れたら洗うこともできますが、50回ほど利用すると、遮音性能が落ちてきます。使えるからと言って、何度 も使っていると、肝心の防音効果が少なくなってきます。それと、洗うときに揉み込んでしまうと、へたって、早く防音効果が少なくなります。多分、遮音性を高めるため、雲母か何かを混ぜているのだと想像しています。耳栓を使うときに丸めるわけですが、製品により、初めはしゃりしゃりした感じがありますからね。

耳栓の性能はNRRという数値で表されます。最近の高性能な耳栓ですとこの値は33です。実は音は、耳から入ってくるものだけではないので、耳の穴だけをふさいでも完全には遮音できないのです。現在の素材で実現できる最高値がNRR33です。

音の大きさはデシベルという単位で表されるわけですが、NRR33の耳栓を使用すると、外の音の大きさのデシベルから33を引いた値まで落としてくれます。全く無音ではありません。では、どの程度かというと、車がばんばん走っている道路の騒音を、小枝が風でこすれ合う程度まで落としてくれます。小枝が風でこすれ合う大きさは,普通の人にとって眠るのに差し支えがない程度の大きさです。

実際に完全な無音は、違和感やら恐怖心やらを感じさせますので、ある程度音が聞こえていた方が人はリラックスできるのです。

メーカーもたくさんあります。私のお勧めはMoldex社です。Moldexの中でもPura-fitが良いですね。柔らかく、食感もさらさらとつるつるのちょうど良い中間点。一応日本法人もあります。しかし、日本法人から直接購入すると一般小売りの定価販売になってしまい、一つ80円で箱売り+送料になってしまいます。200ペアですから1万6千円です。それに送料ですから、ここから購入するメリットはありません。ホームセンターで探したり、ネットで通販しましょう。

そのほか、Moldex社の製品でも各製品ごとに多少の違いがあります。また、Howard Leight社も有名どことですが、製品が柔らかいんですが大きいので、その圧迫感が受け入れづらいかもしれません。

優秀な耳栓ができているのですが、さすがに自分の体の中に入れるものです。いくら柔らかいウレタンとはいえ違和感はあります。これは、個人差が大きいので何とも言えません。実際に試してみるしかありません。

ウレタン製も、塩ビ製も体温で暖まると柔らかくなるため、違和感・圧迫感は少なくなります。塩ビ製はちくちくする感じが大きいため、違和感を感じる人が多いと思います。ウレタン製でも,表面を熱加工してある製品ですと、すべすべしてますが、暑いときは耳の穴にぴったりと張り付いた感じが、かえって気持ち悪いこともあります。

大量に必要な方は、アメリカから直輸入することをおすすめします。クレジットカードがあれば、日本に送ってくれるショップはかなりあります。ただ、その場合輸送コストを考えると、200組入りの箱を2から3箱程度、もしくはそれ以上購入しないと、割が合わないかもしれません。

最近では、日本でもネット上のショップや、ホームセンターなどで、アメリカ製のウレタン耳栓を扱うところも増えてきました。だいたい一つ80円程度で購入できます。

製品は結構大きいため、耳の穴が小さい人にはきついかもしれませんね。ただ、アメリカでは子供や耳の穴の小さな方向けの製品もそろっていますので、どうしてもたくさん購入したい方はアメリカからの直輸入でしょうね。日本のイヤーウィスパーにも小さめサイズがあります。高いですがこちらを利用するのも良いかもしれません。しょっちゅう購入するものでもありませんしね。

「合う・合わない」があるので万人にはお勧めしませんが、騒音で集中できずに、リリースが進まない方には,一つの方法としてご紹介します。

ちなみに、雑学ですが、耳栓がなぜ派手な色をしているかですが、他人が耳栓をしているかどうかわかるように、蛍光色になっています。つまり、耳栓が必要な職場では、作業員の聴力を守るために耳栓の使用が義務づけられているわけです。そこで、使い捨ての耳栓を支給し使用させるわけですが、目立たない色ですと「しなくてもいいや」と考える作業員は必ずいるわけです。やはり、圧迫感がありますし、耳の穴がかゆくなってきますからね。特に、耳毛が生えているときは、かゆくなるのが早いようです。

そこで責任者の方が一目で使用を確認できるように、派手な色使いをしているわけです。当然、個人向けの商品では、色合いを目立たないようにしてある製品も存在しています。子供や女性が使用する小さめの者には色味を抑えた製品が多いようです。

ただ、目立たない耳栓も考え物ですよ。誰かがあなたに話しかけても気づかない可能性があります。そんなとき、目立たない耳栓ですと、相手の方に無視されているという印象を与えやすくなってしまいます。派手な耳栓なら、他の人が見たときに、「ああ、耳栓しているのか」と,納得してもらえる可能性が高いですからね。