日本語版:手放す

翻訳度 60%程度翻訳されています

前半部分の約半分が翻訳されています。

日本語版の「子供は誰でも...しかし成長するにつれて...この能力を使わないようになってきます。」の部分は、次節のSuppression and Expression(抑圧と表現)の冒頭部分にあり、かなり短くまとめられています。

後半部分を追補します。

保持することと手放すことをはっきり理解する手助けになる現象を上げてみましょう。閉じることと開くことです。たとえば,ボールを投げるとき,手のひらを閉じボールを握り,腕の動作で投げるでしょう。しかし,もし手を開かず,ジャストタイミングでボールを離さなければ,ボールは狙ったところへ行かないでしょう。怪我をしてしまうことさえあります。ほかの現象としては伸縮があります。呼吸をするために,使用済みの空気を肺を縮めることで追い出し,それから広げ空気で満たします。吸うだけは出来ません。完全な呼吸のためには,吐くことも必要です。筋肉における緊張と弛緩も一つの例です。もし両方が出来ないと,私たちの筋肉は文字通り役立たずになります。筋肉というものは反対の動きをするペアで働くからです。

感覚を構成する保持と開放,感覚により影響を与えられる身体の保持と開放レベルはとても興味深いものです。感情が乱れている人は,しばしば呼吸を止めることに気づいたことはありませんか?解決されない感情を抱いていると,呼吸のプロセス,呼気と吸気両方が抑制されます。われわれの多くは筋肉に緊張を残したままにしていますが,それはわれわれを完全にリラックスさせません。再度お伝えしますが,解決されないもしくは抑圧された感情は緊張という形態の基本なのです。

しかし,なぜ凝り固まってしまうのでしょうか?感覚が現れたそのときに十分に経験するのではなく,感情を抑圧してしまうからです。そのために長引き,不快にさせるのです。無視しようと,私たちは沸きあがってくる感情を防ごうとしますが,変化させようと,解消しようと,快く感じられないのです。