ちょっと疑問でしたが、だいぶ前に解消した疑問を書きたいと思います。
セドナ本を見ると目標の設定を行うために、積極的な言葉で肯定する、成功哲学や引き寄せの法則ではお馴染みなことが書かれています。ポジティブシンキングでは肯定法・断定法という名前でお馴染みですね。
ポジティブシンキングについて、役に立たないと書いてもいるのになぜ?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。私もそうでした。
その答えを推測するに、たぶんそれはレスター博士の教えにあったのだと思います。
レスター博士は物事が起きる前には必ず自分でそれを考えていると言っています。現実の世界は心を通じて作り出され、心は考えたことを実現する人間の機構だと考えていました。自分に起こるすべてのことはすべて自分が作り出したものなのです。
そのため、実際に起きてほしいことだけを考えることを勧めています。まさに、現代風に言えばポジティブシンキングです。
その重要性を理解しているが故に、一般に肯定法と呼ばれる、実現したいことを肯定的な文章にする方法について、セドナ本で書かれているのでしょう。
ただ、一般的なポジティブシンキングでは、当然積極的に考えることだけを主体にしており、自分自身のネガティブな部分について無視する、または積極的な考えで覆い被せてしまうことを狙っているため、それはかえって心の中の欠乏感をかき立てるだけで、結果として、意識をネガティブな心の部分に合わせてしまうことになるのです。
セドナメソッドで悪い感覚、そしてもっと重要なのはコントロールしたい、認められたい、安全でいたいという欲求を手放すことで、ネガティブな部分に意識を向けないようにし、そのまっさらな状態で、ポジティブに考えることを勧めているのでしょう。
ここで間違いがちなのが、コントロールしていること、認められていること、安全であることが悪いわけではありません。あくまでも、それらに対する欲求、「~したい」気持ちを手放すことが重要であると言う点です。なにも自分に有利なことが起きるのを望んではいけないと言っているわけでありません。(追記:わかりにくいようですので、コメントを参考にしてください。あえて、手直ししません
個人が本当に達成した目的は、その人ごとに異なり、目的に関して手放しの手順を行うことで、それが本当の自分の目的なのかも判断できるのです。自分の目的ならば、手放しの手順を行うことでより強くなり、自分の目的でないなら、消えてしまうことがセドナ本に書かれていましたね。
そしてレスター博士は、思考を元に現実世界を作り出している心を超え、その向こう側、つまり平和で静穏な段階、創造の向こう側にある変化のない段階へ、最終的には到達すべきだと語っています。
ただ、その次元は現実製造器である心の向こう側にあると教えています。心が現実を作り出していると実感し、自分の望むものを意識的に創造する方法をまずマスターすべきであるとも言っています。それを達成できた=心を認識できてから、その向こう側=変化のない状態へ達成するように教えています。心が分からなければ、その向こう側へいくことは無理でしょうからね。
それには積極的なことを考えるポジティブシンキング的なアプローチも必要でしょう。
私と同様な矛盾を感じられた方がいらっしゃいましたら、少しは解消の手助けができましたでしょうか?
さらに、セドナメソッドで解脱とか超越とかいった次元にレスター博士のように達成したいと思っているかたや、逆にこのような高次な次元に達成しないと、何も現実を変えられないと考えている方、目的などもすべて捨てないと高みに達成できないと思ってしまった方へのヒントにもなると存じます。
参考: