先日、バイタリティに関した気付きがありましたので、久しぶりに私的解説記事を書きます。

グループでは、すでに書いています。グループはもっとたくさんの参加者がいたほうが、盛り上がります。ですから、今も参加者募集中です。モチベーションの低い参加者を入れないために、有料です。


リリースのコツとして、開放の手順を行ったあとは、ネガティブが少なくなった、なくなったという感覚を探します。手放し初心者は、ターゲットのネガティブに固執してしまい、残っている部分に集中するため、いつまでも手放した感じを得られないのです。

長期間リリースを行っていると、停滞することは否めません。基本はその停滞をどうにかしたい気持ち(コントロール欲求)を手放します。

私の場合ですが、表面的なネガティブはだいぶ手放しており、普段は大きな執着や抵抗がないのですが、おかしなことに生命力、バイタリティが低下してきました。感覚的には生存欲求がなくなったような感じです。ただし、覚えている人間の本然の持つエネルギー状態には全く手が届かない状態です。

自分でも不思議でしたが、これが続いたため、原因を探すことにしました。

解決の手がかりになったのは、ビーイングネスを感じるために"I...I...I..."と言い続ける、もしくは"I am...I am...I am..."と言い続ける、レスター博士以外でも勧めている方法です。これは、自分の存在性(英語ではビーイングやビーイングネスです)に至る、簡単な方法です。これを集中して繰り返します。

私達日本人には、英語でこれを自然に行うのは難しいものがあります。日本人には日本人にあった言い回しがよいのです。日本語の特徴は、主語を省略できることです。"I"や"I am"が表しているのは自分の存在です。日本語で「私…私…私…」でもいいですが、存在という感じが掴みづらいように思えます。

そこで、存在に重心を置くために「いる…いる…いる…」と言いながら自分の存在に集中すると、すっと自分の存在している感覚だけを感じることができました。

ビーイングネスの状態です。レスター博士が初期のレクチャーで現実化するには、まずこの状態になり、それからちょっとした思考をするとそれが実現すると説明した、大元の状態です。

これで、自分の存在性を感じる方法は確立できました。しかし、いきいきとした生命力を感じるまで、バイタリティは回復しませんでした。

そこで、もうちょっと深く自分の中を調べてみることにしました。心のなかに薄っすらと浮かんだのは、「ある」と「ない」という感覚でした。ですから、これを追いかけてみました。

悲しみがある、悲しみがない、痛みがある、痛みがない、幸福である、幸福でない、お金がある、お金がない、など思い浮かべながら、自分の中の変化に注目しました。

すると、主題がネガティブでもポジティブでも「ある」というときは、バイタリティが上がり、同じく主題に関わらず「ない」というと気は、バイタリティが下がることに気が付きました。

理由を探るために、もうちょっと続けてみました。すると、ないというのは無感覚へ意識が向かっていました。究極の無感覚は死です。少なくとも体の死は、体が無感覚になることです。ポジティブなことであろうと、ネガティブな感覚であろうと、死んでしまえば感じなくなります。それが死です。

逆にポジティブであろうと、ネガティブであろうと、それがあると思えるなら、まだ生きているのです。

よくあるスピリチュアルな私的を思い出しました。「ピンクの象を思い浮かべないでください。」と言われても我々はピンクの象を思い浮かべてしまいます。「借金はない」と思いこんでも、「借金」というネガティブな言葉へ潜在意識は注目してしまうので、ネガティブな言葉は使わないほうが良いというアドバイスです。

これをこの世の中で生きているというバイタリティの視点で見てみると、借金でもないと思うよりは、あるとしっかり思ったほうが、生々しい実感があります。痛みがないより、痛みがあることを実感したほうが生を感じられます。お金がないと無力ですが、お金があると思えばその分だけ、いきいきと感じられます。バイタリティ、生命力という点だけに絞って見てみれば、ない感覚は無感覚で死に近づき、ある感覚は生に近づき、生命力を強くします。

簡単なことでした。これがわかったので、周りを見渡し、目についたものを実感を込めて「ある」と心のなかで断言してみました。断言するたびに、段々と意識が現在にとどまり、いきいきと感じられました。心の中についても同様に試してみました。「不安がある」、「痛みがある」、「眠さがある」、「希望がある」などなど。ネガティブでもポジティブでも、あることを確認するだけでバイタリティはあがります。ちょっとしたテクニックです。バイタリティが自分で足りないと気は、あるものをネガティブでもポジティブでも「ある」と自覚することです。

これで、「借金を苦に自殺」というのは、正しくないことに気が付きました。借金があるから自殺するのではありません。お金がない、返済するだけの収入がない、希望がない、「ない、ない、ない」から死を選ぶのです。ないは死へ向かう方向です。

また、リリースのコツには「ネガティブがない」軽い状態を確認することが含まれているため、ない方向へ注意ばかりを向けていると、ときに私のようにバイタリティが下がってしまうことがあり得ます。注意です。

個人の気づきです。同じような状態に陥っている人の手助けのために、残しておきます。