リリーステクニックからメールで送られてくるヒントと、コースの紹介記事です。今回はセドナメソッドの書籍でも紹介されている、感情のスケールを登っていく方法の紹介です。例も紹介されているので、初心者の人にはわかりやすいでしょう。

実は今年の1月頃のメールなのですが、翻訳が難しいので途中で止めていました。1から5の手順とその下の例の方法が異なっているので、何度も調べました。しかし、単に手順が説明不足らしいので、そのまま訳しています。相違点があることはご了承ください。後半の例を参照にしたほうが、わかりやすいでしょう。

正直、数年前に比べリリーステクニックの記事やメールの内容の質は落ちています。明らかに、単語の使い方が間違っていたり、内容が矛盾していたり、分かりづらかったりしています。ラリー氏が健全な頃は、彼自身やレスター博士から教えを受けていたベテランリリース活用者が記事を書いていたため、わかりやすく、訳しやすかったのです。現在は、同じような内容でもライティングの質が落ち、それを指摘しても「その抵抗をリリースしなさい」とギャグのような返事が帰ってきます。ですから、私は自分のリリーステクニックをコントロールしたい欲求を開放しています。

今回の記事は、まさにそのような記事です。3つ目の段階の英文が訳しづらく、奮闘していますが、後半の内容に合わせると、原文をほぼ無視する訳文になってしまうため、おかしいまま公開します。どちらかといえば前述のとおり、後半のリリースの例を手順として参照されることをおすすめします。


時々、私たちは少し調子が悪いと感じることがあります。

朝、目を開けたときに感じるかもしれません。物事がうまくいかないように見えるのです。ベッドから出る気にならないのかもしれません。あるいは、日中に起きるかもしれません。何かが起きて、私たちはAGFLAPの中にいると気づきますが、それを振り払うことができないのです。多分、行き詰まりを感じているのでしょう。

簡単な実践は、アバンダンス・コースやライブコース、リトリートのワークブックにある行動のスケールを使うことです。

アパシーから始めて平和まで定義を読み、スケールを登るのです。

スケールを読み上げると同時に、最初のタイプのリリース(体感覚を使う方法)を使って、あらゆるネガティブなエネルギーを浮かび上がらせ、外に出します。チャートを上へ移動するにつれ、自然とAGFLAPの低い感情からCAPへ移動します。

もう一つの方法は上級コースで行う、AGFLAPの感情を解放して、勇気、受容、平和に移行するためのエクササイズです。

以下は、その手順です。

ワークブックの中の「行動のスケール」へ、再度目を向けてください。

  1. 行動のスケール上で、今の自分の感覚を見つけてください。アパシー/無気力でしょうか?悲しみでしょうか?恐れですか?渇望ですか?怒りですか?それともプライドですか?
  2. 次に、あなたが感じているものを作り出している思考を探してください。例えば無気力の場合、以下のような声が聞こえるかもしれません。「どうしたら良いかわからない、難しすぎる、何をやっても変わらない…」。つぎにそれを承認の欲求、コントロールの欲求、安全の欲求として、手放すのです。
  3. では、スケールを登るリリースを始めましょう。次のより高い感情に行き、その感情の裏に隠れている思考を浮かび上がらせます。承認の欲求、コントロールの欲求、安全の欲求を引き出し、手放すのです。
  4. スケールを登りながら、それぞれのステートメントを読み返し、承認の欲求、コントロールの欲求、安全の欲求を開放します。ステートメントには合わない感情があっても、同じ手順に従います。その感情からステートメントを作り、それを承認の欲求、コントロールの欲求、安全の欲求とみなし、リリースします。
  5. スケールを登り続けて、平和で終了します。勇気に到達する頃には、エクササイズの最初に感じた低いエネルギーはとっくに無くなっていることに気がつくでしょう。あなたは意欲に溢れ、恐れやためらいなしにことを進める準備ができ、実行する、正すために手放し、前に進む意欲を持ちます。あなたは勇気、受容と平和で世界に対する準備ができています。

この実践の一例を紹介しましょう。

あなたは暗い気持ちを持っているとしましょう。スケール上のどこにいるのでしょう?例えば、恐れにあると分かったとしましょう。

あなたはその恐れに飛び込んで、気がつきます。例えば、それは仕事で誰かがあなたを困らせているという考えから来ているとしましょう。

次のステップは、ステートメントを作ることです。多分「誰かから傷つけられるのが怖い」とかでしょう。あなたは、誰かの承認を求めていることに気が付き、承認の欲求を手放します。

それから、スケールを下げ悲しみへいきます。そして、ステートメントを作ります。この例の場合、次のようなことを言うかもしれません。「そういった人たちへ対処するため、私は本当に誰かの助けが必要なんです。」あなたは、自分が状況をコントロールできないと感じていることに気づき、その欠乏感、コントロールが外れている感じを手放すのです。

スケールを下がり、あなたはアパシーになります。ステートメントを作ります。今回の例では、「今日はベッドに寝たまま、あれこれに向かい合いたくない」と言うようなものでしょう。

あなたは、自分が安全でありたいと望んでいることに気づきます。そして、安全の欠如を手放すのです。

では、再びスケールを開始します。悲しみのステートメントを読み直して、それは承認の欲求なのか、コントロールの欲求なのか、それとも安全の欲求なのか、自分に問いかけてみてください。そして、あなたが望んでいることが何であれ、それを手放すのです。

次に、自分の恐れの文章を読み返して、承認されたい、コントロールしたい、安全でいたいのどれなのか、自分に問いかけてみてください。そして、あなたがそうであってほしいと望むものは何でも手放すのです。

渇望へスケールを上がります。そして、ステートメントを作ります。この例では、「私は本当に、あれこれで終わらせたいのです。私はただハッピーでいたいだけです。」あなたはすぐに、自分がコントロールできないと感じていることに気づき、その欠乏感、コントロール不能感を手放します。

次に、怒りへスケールをあげます。ステートメントを作ります。おそらく次のような表現になるでしょう。「あの人の髪を1本ずつ抜いてやりたいくらい腹が立つ。」あなたは、これがコントロールできない感情であることをすぐに理解し、コントロール不能な欠乏の感覚を手放すのです。

スケールアップして、プライドへ行きます。自分が感じたことを何でもステートメントにするのです。「私はあの人よりもずっと優れていて、そこかしこの人よりずっと賢いんだ。私は彼のようには行動しない。」とあなたは言うかもしれません。あなたは、自分の感情が承認を求めていることに気づき、すぐに承認の欠如の感情を手放すのです。

次は勇気です。ステートメントを作ります。例えば、「私は解放できる。私は、誰かを認めない気持ちを解放し、彼を認め、彼に対し愛と信頼だけを持てる。」あなたは、支配を望んでいることをすぐに理解し、コントロールの欠如の感覚を解放するのです。

次に受容です。ステートメントを作ります。「私は、誰が何をしようが、何を言おうが、全く問題ありません。私には何の影響もありません。」あなたは、自分が安全でありたいと思っていることがわかり、安全の欠乏を手放すのです。

平和です。ステートメントを作ります。「今、心は完全に落ち着いています。」あなたは、自分が安全でありたいと思っていることがわかり、安全の欠乏感を手放します。

このように、簡単に勇気と受容と平和へと、自分を引き上げることができるのです。

自分が行動のスケールのどこにいるのか見つけてください。チャート上の各感情について、自分がどう感じているかをステートメントで表します。勇気まで来れば、より高いエネルギーに包まれ、行動の準備が整い、「私はできる!」という状態になっていることがわかるでしょう。

(ちなみに、上の例で、あなたの人生で、誰かへの不承認が浮かび上がってきたら、その人への不承認を手放し、その人に対する愛と信頼だけになるまで、どんどん承認していく絶好の機会です)。

このエクササイズを頻繁に使ってください。解放し続け、より幸せに、より軽くなりましょう。人生であなたは常に勇気を達成し、維持すると決意してください。

こうしたエクササイズは、"Lester's 90-Day Fulfill Your Destiny Program"(2月21日から5月29日)のようなライブコースを受講したり、アリゾナ州セドナで行われる”Lester's Way 25th Anniversary Retreat”(3月19日から3月25日)などの7日間のリトリートに参加すると学べます。

これらの高度なエクササイズがあるからこそ、ライブクラスや7日間のリトリートがあなたのリリースを前進させてくれるのです。それは、献身的で一貫した開放の時間へのコミットメントです。世界中から集まった同じ志を持つ人たちによってサポートされるからです。

これらは、90日コースとLester's Wayリトリートが、あなたの人生を変えるパワフルな勢いを生み出す理由のほんの一部に過ぎません。次のイベントのどちらか、または両方に参加すれば、あなたの人生は今までと同じではいられなくなるでしょう。参加したことへ一生感謝するでしょう。

愛をこめて

リリーステクニック講師陣