本サイトでは、リリースのヒントになるため、エニアグラムの情報を少々紹介しています。今回、私の一番好きな書籍が完全翻訳されることになったので、紹介します。
追記:下記で紹介している【基礎編】、【実践編】は、原書の順番通りに読んだほうが理解が深まります。そのため、情報をhttps://wisgram.hirokws.com/で共有しています。両書籍を購入された方で、興味をお持ちの方は参考にしてください。
エニアグラムには解釈により、流派が別れています。その中でも、細かさと正確さで私がおすすめするのは、ドン・リチャード・リソ氏とラス・ハドソン氏の共著シリーズです。その中でも最新(といってもリソ氏は既に他界されているため、新たな著作や改訂版は出版される可能性はほぼないのですが)の書籍が、"The Wisdom of the Enneagram"です。
この書籍は1999年に出版されました。和訳は、2001年に「エニアグラム―あなたを知る9つのタイプ 基礎編 (海外シリーズ)」として出版されました。内容は原書の中の約半分が翻訳されていました。トランスフォーメーションに関わる部分などは、書籍の中で実践編としての出版が予告されていました。しかし、エニアグラムブームが去ったこと、出版不況に入ったことなどが原因で、出版されないままでした。
今回、基礎編は、用語を現代風に訳し直し、各タイプの例として紹介されている有名人も改定され、出版されました。
さらに、実践編も出版が決まっています。
日本語版は、原書を前後に単純に分けたものではありません。基礎編は各タイプの情報を中心に編集されています。実践編はトランスフォーメーションのヒントになる部分や原書に含まれているワークが中心となります。
基礎編と実践編の2冊を合わせると、原書のほぼ全訳となります。未翻訳部分は、原書でところどころ細かく引用されている短い英文があるのですが、それは省かれるそうです。また、各タイプの自分語りの部分が省略されているようです。(翻訳者の方に、直接ツイッターで確認しました。)
エニアグラムに興味をお持ちの方、リリースのネタを求めている方は、購入をおすすめします。既に当サイトで紹介していますが、この本には「性格とは無意識の反応パターンで、それを意識することで薄められる」と、リリースの考えと似たことが書かれており、親和性は高いと思います。
なお、2019年4月13日現在、新訳の基礎編は出版済みです。応用編は5月17日出版予定です。