セドナメソッドやリリーステクニック、もしくは同様の感情・感覚・ネガティブ開放手法を長期間利用している場合、開放が弱くなり得ます。

開放が進めば、開放感が大きくなるはずです。長時間続くなるようになるはずです。しかし、段々と開放感が少なくなり、すぐに消えるようになったとしたら、無意識が開放しないように妨害しているのでしょう。

私達の開放しようという意図に抵抗するのは、開放する対象の無意識です。無意識は開放すべきものを隠し、やる気を無くし、同じ手順でなかなか開放できないように妨害してきます。

これに正面切って対抗しようとしてはいけません。自分の中のそういう性質があることをまず認めましょう。感情・感覚の手放しと同じです。自分の中にある、そうした性質に抵抗すれば、「抵抗するものは持続する」です。消え去ることはありません。

最初の段階は「受容」です。受容は愛です。

次の段階は、リリースにひと工夫しましょう。今までのやり方は、無意識が防衛策を用意してしまいました。

一つのやり方は、まとめてリリースする方法です。集中してある程度まとめて開放すれば、無意識は対抗の仕組みを準備できません。これは、セミナーやリトリートのような形式で、一定期間でまとめてリリースする集まりに参加することでも達成できますし、もちろん個人で取り組むこともできます。

また、いつものやり方を変えてみるのも有効です。「できる?」、「したい?」、「いつ?」の3ステップを常用しているのであれば、とにかく受け入れるだけの方法を試してみることができます。普段行っていないなら、感情を低い方から開放する手法を行ってみるのも良いでしょう。

また、抵抗感だけに注意をはらい、抵抗感だけをクリアにする方法もとれます。

このサイトで紹介しているエニアグラムは、性格を9タイプに分けますが、それぞれの性格の基本的欲求は、どの人間も持っている共通な欲求です。ですから、承認・コントロール・安全/安心の代わり、もしくは付け加えて以下の欲求をチェックして、開放するのはとても強力です。

  1. 高潔・完璧でありたい
  2. 愛されたい・必要とされたい(承認欲求)
  3. 価値ある人間でいたい・成功していたい(承認欲求)
  4. 自分自身でいたい・個性的でありたい(分離欲求)
  5. 有能でいたい・分かっていたい
  6. 安全でいたい(安全/安心欲求)
  7. 幸福でいたい・楽しくいたい
  8. 自分を守りたい(安全/安心欲求)・周りを支配したい(コントロール欲求)
  9. 平和でありたい

一度、無意識の抵抗回路を壊し、開放感が戻れば、以前の手法でも深い開放が得られるようになります。以前の方法に戻すも良し、新しい方法を続けるも良し。「試して、取り入れる」方針で、自分にとって有効なものを選ぶのも良し。直感に従うも良し。開放感がえられれば、それが正解なのですから。