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欲求を手放す感覚

公開日:2017-11-11 10:04:07 修正日:2017-11-20 17:41:03

セドナメソッドでも、リリーステクニックでも、欲求の手放しが基礎となる技術です。両方の主催者の師であるレスター・レビンソン博士が「全ての思考は制限である。制限の大きな塊が欲求である」と教えていたからです。

しかし、こうしたネガティブ開放系のメンタルテクニックを自分だけで取得しようとすると、欲求の手放しは理解するにハードルがやや高いものです。そのため、「できる?したい?いつ?」の質問を使う方法だけを利用して、その時の感情や感覚を手放すレベルにとどまりがちです。

今回の記事では、欲求の手放しを解説したいと思います。

3つか?4つか?

リリーステクニックのラリーさんは、「承認、コントロール、安全」の3欲求の手放しを教えています。一方、セドナメソッドのヘイルさんは更に「分離」を加え、4欲求の手放しを教えています。

これは推測するに、ヘイルさんはレスター博士が開放するように教えていた欲求が4種類であったことにもとづいており、ラリーさんは同じくレスター博士が「残りの3つの欲求を開放すれば、分離の欲求は自然となくなる」と教えていたことをベースとしていたのでしょう。

ですから、どちらでも良いのです。私自身の実践上の経験では、手放しが込み入ってくると4つは多いので、3欲求を手放しています。

皆さんは、好きな方で開放すればよいのです。結果は同じです。もしくは、「実行して、その結果で判断する」のが良いでしょう。

「欲求」の手放し

「欲求=不足」であり、「心は思考を実現する装置」であり、「不足していると思っているものを実際に手にしたり、経験できない」から、「不足」を手放しましょうと言うのが、欲求の手放しです。このロジックがいささか奇抜に思える人であっても、心が「何かが足りない」とつぶやいている状態は、気持ちが良いものでないことは理解できるでしょう。いずれにせよ、手放したほうが「気持ち良い」わけです。

手放すものは、「欲求」です。つまり、「何かが足りない、何かが理想的でない、何かができない」という「欠乏感」を解放します。

承認欲求であれば、「認められていない、愛されていない、認めてほしい、愛してほしい、もっと目立ちたい」などの欠乏感を解放するわけです。今現在、「認められている、愛されている、尊敬されている、誉められている、讃えられている」という状態を手放せと行っているわけでありません。心が感じている「承認不足」を手放します。

コントロール(制御)欲求であれば、「コントロールできない・足りていない、うまくやりたい、失敗したくない、やり遂げたい、はじめたい、はじめたくない、変化・変更したい、変化させたい、変化させたくない、やめたい、やめたくない」などコントロールの欲求が解放対象です。決して「コントロールしている、できている、できる」という感じを開放するのが欲求の手放しではありません。(感情の手放しでは、コントロールできている感じは「勇気」のレベルです。それを手放すことでより上の感情への移行を目指します。)

安全欲求であれば、「安全でいたい、安心したい、リスクを避けたい、より良く生存したい、長く生存したい」欲求を手放します。決して、今現在感じている、「安心感、安全な感じ」を手放すのではありません。

リアリティ

こうしたことが頭でわかっていても難しいのは、「データを自分に当てはめて考えていない」ためです。情報を集めるだけで、自分に当てはめないのでは、新しい考えを取り入れるだけです。そして、新しい考えはすなわち、新たな制限です。制限を増やすだけになります。

情報をただ記憶するだけで、自分や周りの環境に当てはめないのは、学習の障害の一つでもあります。このタイプの人は多いです。「ただ読む、覚えるだけ」で、それを自分や周りの環境に当てはめて考えることをしません。

そうした学習方針は応用力や実践力に欠けます。実践することで悪い結果をもたらすものでないのであれば、「自分に当てはめ、使ってみる」ことが重要です。

たとえば、リリーステクニックの基本コースでは、欲求の手放しを本格的に練習する前に、まず「自分が他人から承認を求める方法」、「自分が他人や物事をコントロールする方法」、「自分が安心、安全、生存を求める方法」をそれぞれ書き出し、それを開放するように指示されています。これに数時間取り組むように指示されています。

実際にやってみればわかりますが、真面目に行えば数時間かかります。実際、私達の行動のほとんどはこうした欲求に促されています。ですから、真面目に自分に当てはめれば、たくさん見つかります。興味を持って実践してみれば、数時間はあっという間に過ぎます。

「自分の場合」の3欲求に(もしくは4欲求)にリアリティがなければ、自分の思考や感情、感覚などにひそむ欲求を見つけることはできません。ですから、3つの欲求を本格的に使用して、リリースの成果を十分に上げたければ、時間を取り、「自分はどのように欲求しているのか」のリアリティをきちんと持っておくことが重要です。

どうなったら「解放済み」なのか

欲求にかかわらず、リリース系の技術では、感情や感覚がなくなれば、明白に解放されたことが自覚できます。これが、明白な印です。

通常、自分が欲求を自覚すると、「重たい、胸のつかえ、息苦しさ、押さえつける感じ」や怒り、悲しみなど負の感情も一緒にでてくるでしょう。もしくは、元々そこにあったことに気が付きます。欲求を開放できると、そうしたものが軽減できます。

それと同時に、「欲求」つまり欠乏感がなくなります。具体的に3欲求で考えてみましょう。

承認欲求であれば、「認められたい、愛されたい」と言う欲求や欠乏感が消えます。感覚が欠乏から「認められている、愛されている」と変わることもあるでしょう。もしくは、承認が全く欲しくなくなります。場合によっては、何を開放しようとしたのかすら忘れてしまうこともあるでしょう。

コントロール欲求であれば、欠乏の感覚から「十分にコントロールしている」と言う感じになるかも知れません。放っておく、成り行きに任せる感じになるかも知れません。もしくは、全く気にならなくなるかも知れません。

安全欲求であれば、「今現在、安心だ、安全だ」と言う感覚や、「安全でいられる、生きていかれる」と言う感覚に到達するかも知れません。「安全・安心・生存」に全く注意が向かなくなるかも知れません。

解放は心を澄みきらせ、静かで落ち着き、乱れのない状態へ到達させます。少なくとも、こうした状態へ一歩近づいたのであれば、解放は進んでいるのです。