リリースを学んでいると、問題を素直に認めることが難しいことがあります。

先ず、自分で思い込みます。「リリースがこれを解決してくれる。問題に悩んでいても解決されない。だから、問題に意識を合わせてはいけない。」

確かに、ある問題から受ける影響力は、感情や感覚をリリースしていけば少なくなるのです。先ず、最初に取り組むべきは、そうした制限しようとするエネルギーを解き放つことです。それで、随分「楽」になります。

そうしていながらも、心の一部がその問題にどこかで奪われたままにしています。ですから、持続するのです。もし、本当に気にならなくなったら、全く問題という意識はなくなります。

「自分はリリースを応用している。この問題を開放したんだ。」、「だから気にならない。」が「気にしてはいけない。」になり、直視しなくなり、無意識に押し込み、無意識に押し込まれた考えや感情が自分を操るようになり…いつまでも残り続けます。それを横目で見ながら、「私は気にしていない」と嘘をつくのです。

基本に戻りましょう。その問題があることを認めましょう。まだ、自分の中でこだわっていることを認めましょう。問題が持続しているなら、自分が握りしめています。

問題を認めることは、何ら問題になりません。問題は私達が積み重ねてきた、過去のネガティブの集積からやってきます。過去は変えられませんし、どんな過去であれ自分で恥じるべきでも、自分から隠すべきでもありません。ただ、「昔はそういう状態であった。」それだけです。

ポジティブの感情である平和/受容/勇気の状態の共通点は、「良くなっていく」です。これがネガティブとポジティブの分岐点です。試金石です。

問題を認めましょう。認めていないものを開放することはできません。それから、リリースしましょう。

リリースし、「良くなっていく」感じがしますか?シンプルなチェック方法です。「良くなっていく感じ」です。なんとなくでかまいません。「良くなっていく」感覚、期待が持てるまで、開放しましょう。

そうしたら、後は「流れ」に任せましょう。物事が進んでいくのに乗りましょう。どうなるかはわからなくても、「良くなる感じ」に任せましょう。