目標設定のフレーズについては、セドナメソッドも、リリーステクニックも同じポイントをあげていますので、レスター博士が存命の頃のコースに、既に存在していたのであろうと推測されます。
どう日本語に訳すかについて、すでにいくつか書きましたが、シンプルなバージョンを紹介します。
- 私は安らぎながら、今、〜を手にできてる(〜になれている、〜できている)。
- 私は安らぎながら、今、〜を自然に手に入れている(〜なっている)。
- 私は安らぎながら、今、〜を手にした(〜になった、〜した)ままで良いんだ。
3つを一緒に使用することを提案します。
お金なら、「私は安らぎながら、今、1億円以上を手にできている、1億円以上を自然に手に入れている、 1億円以上を手にしたままで良いんだ。」となります。
人間関係なら、「私は安らぎながら、今、母と仲良くできる、母と自然に仲良くなっている、母と仲良が良いままで良いんだ。」です。
日本語の場合、「私」を省略することもできます。今回は「誰が」の部分を強調するため、あえて入れてみました。
「安らぎながら」はもちろん最上の状態である平和・平安(peace)状態を表すと共に、エゴの発動である「努力」をしなくても良いことを宣言しています。
英語に比べ、日本語ではさほど時制がはっきりとしませんので、「今」という言葉で明確に現在のことであると宣言しています。もちろん、レスター博士のアドバイスを反映したものです。
「できる」の表現は勇気のレベル、「自然と〜なる」は受容のレベル、「して良い」は平和・平安のレベルを表します。「我々は元々万能であり、自分の人生を自分で作り出している。」という考えであるレスター博士は、"allow myself"という言い回しで、無限の「自分自身」に「それを実現する許可を与える」というニュアンスを含めたのであろうと私は認識しました。ですから、それを含めた日本語にしました。
3つとも利用するというのは、それぞれのレベルに対してストップの感覚を生み出している「抵抗」を見つけ出しやすくするためです。