忘れがちなのが、感情は表現すれば、解放されやすくなります。
もちろん、日常生活で表現していては行けません。表現することを勧めている書籍がベストセラーになっています。でも、表現した結果、あなたの立場が悪くなっても、その本を書いた人は、責任は取れないことをお忘れなく。
自分の感情の責任は、自分にあります。たとえ相手がいくら悪くてもです。あなたは、感情を選ぶ責任がありますし、それを表現した結果にも責任を持たなくてはなりません。
例えば、あなたは緊急時、誰かに襲われたとかいう場合に、恐怖で動けなくなってしまうことも選べますし、怒りを抱いて本気で反撃することもできます。ですから、表現することが、いつも悪いわけではありません。
しかし、通常の社会生活を送っている時に、悪い感情を表に出していたら、間違いなくあなたの評価は低くなります。あなたの社会的ポジションがどこであろうともです。
自分の感情の責任を、自分で認めないのであれば、あなたは自分の感情をコントロールしておらず、感情にコントロールされているということです。感情をコントロールしたければ、一番最初にどんな感情であろうとも、自分の責任であることを認めなくてはなりません。
あなたが表現した悪感情は、周りの人までも巻き込むのです。あなたの横に座っている人が怒っていたら、あなたも気分が悪くなるでしょう。もし、お子さんをお持ちであれば、泣き止まない時に、イライラしてくるでしょう。逆に、笑顔の素敵な店員さんに接客されれば、嬉しくなり思わず商品を買ってしまうこともあるでしょう。逆に、あなたの感情は他の人に影響しているのです。
こうした影響は、周りに人がいる時だけです。当たり前ですね。ならば、人がいなければ、思いっきり表現してみましょう。
その感情を表現しようとしている、超一流の演技の上手い役者になったつもりで、感情を表現してください。数分も表現したら、疲れ、馬鹿らしくなり、笑がこぼれ、そしてリリースできます。
本当に一人の時だけにしましょう。いくら部屋が別れているからといっても、隣に家族がいるときに行えば、気でも狂ったかと心配されます。ちょっとでも、人に影響を与えると分かっている場所では行わないことです。静かに表現できる演技力があるならば、どうぞ行なってください。ただし、中途半端に表現しないことです。何かが残っている感じになりますよ。他の人に聞かれそうな心配がある時は、別の方法を取りましょう。