2011年9月23日にフォーラムで公開した内容です。


ラリー氏が上級コースで一日に20回行う ように指示している質問です。すでに、ブログの方で紹介しています。

  1. 今、誰もしくは何を恐れているんだろう?
  2. 今、誰もしくは何をコントロールしたいんだろう?
  3. 今、誰の承認を求めているんだろう?
  4. 今、不安かな?
  5. 今、誰もしくは何から、分かれていたいんだろう?
  6. たった今、自分に起きたら最悪なことは何かな?
  7. 今、誰もしくは何に抵抗しているのかな?
  8. 不安を利用し、自分自身を守ることを手放せるかな?
  9. あまりに賢いことを手放し、自分が思っている以外でいることを許せるかな?

20回も頻繁に行うように行っていますの で、これは時間がかからないという前提でしょう。まだ、手放しがうまく行かないのなら、時間がかかりすぎてしまいます。この方法を何度も行う時間は無いでしょう。ですので、ある程度、手放しがうまく出来るようになっている人向けですね。(ですから、上級コースで紹介されているのだと思います。)

一応、各質問について、私の理解しているところを書いておきます。新しい人もいることですしね。

ラリー氏がどうやるか語っている方法を参 考までに書いておきます。基本は提示されたやり方で行い、状況に合わせて、他の方法をとるのが良いでしょう。例えば、欲求は完全に手放せたのに、体感覚だけ残っているなら、その体感覚による方法で完全にクリーンアップするとかです。(自分の直感に従いましょう)

「今、誰もしくは何を恐れているんだろう?」

恐れは、低い状態の感情(AGFLAP)の基にあるものです。ですから、恐れを取り払うことで、低い感情の状態から抜け出すのが目的だと、思われます。

3欲望を見つけ、手放します。

「今、誰もしくは何をコントロールしたいんだろう?」 「今、誰の承認を求めているんだろう?」 「今、不安かな?」 「今、誰もしくは何から、分かれていたいんだろう?」

これらは欲求を手放すための質問です。不安かチェックする質問は、安全・安心・生存の欲求、その欠乏を見つけるものと、思われます。

それぞれの質問で見つかる、コントロール、承認、安全・安心、分離の欲求を手放します。

「たった今、自分に起きたら最悪なことは何かな?」

この質問は、無意識に沈んでいるネガティブな考えを引き出すためのものです。ネガティブはネガティブを引き寄せる。そして、意識上で自分が起きて欲しいと思い込んでいることではなく、無意識のなかで決断したことが現実化されてしまう事が多いため、無意識(潜在意識)をクリーンアップしておく必要があります。自分に起きたら本当に最悪の状況を想像し、それに結びついたネガティブを手放しましょう。

3欲求や抵抗を手放します。

「今、誰もしくは何に抵抗しているのかな?」

自分の目標達成を阻害する大本になるのが抵抗です。抵抗は無気力(アパシー)の感情で表現されている状況で現れることが多いのです。また、抵抗は目標に対して、逆の方向へコントロールしようとする欲望でもあります。

目標自体でなくても、誰か何かに対して抱いている抵抗は、物事がスムーズに起きることを阻害します。

抵抗はそのものを直接「手放せますか?」で手放したり、体感覚を使ったり、3欲求を解放することで手放します。

  「不安を利用し、自分自身を守ることを手放せるかな?」

不安・恐れを抱くと、それを使い自分を守ろうとします。これはエゴの反応です。これは私達が陥りやすい習慣です。守るというのは、「したくない」、「できない」を抱えていることです。守ろうとすることで低いエネルギー状態のままになってしまいます。

「手放せますか?」と直接手放します。

「あまりに賢いことを手放し、自分が思っている以外でいることを許せるかな?」

ネガティブを無効化する質問です。誰かを目の前にして、質問したり、何かを依頼したりするとき、その瞬間に自分の思考は「どうせ、まともに答えてくれない」、「まあ、無理だろうな」とか、ネガティブなことを思い浮かべます。ネガティブはネガティブを引き寄せます。我々の思考は、賢すぎるため、実現の方法や、その確率、相手の状況、その他いろいろな状況を計算し、実現できないことを証明しようとします。そんな思考のネガティブな面を見つけ出そうとする習性を手放し、本当の自分が持っている、物事を思いのままに実現させる能力に任せてしまいましょうというお誘いの質問です。

「手放せますか?」と直接手放します。