リリースを行っていくと、段々自分自身が変化してきます。どのような変化が起きるのか、見て行きましょう。
かつてフォーラムに書き込んだ投稿に、現在の私の実感を付け加え、まとめたものです。
リリースを始める前
気分:周りに惑わされやすい。反応しやすい。もしくは、心の奥で扉を閉ざし、壁を作る。
制限:日々の生活により、どんどんと制限や感情、思考を溜め込む。それらが自然と消え去ってしまう量より多く、取り込んでしまうので、増える一方。
リリースを始めた頃
気分:悪い感情に囚われてしまう。調子が出ない。悪い気分が持続する。
制限:心の中に既にタップリとたまっている。しかり、リリースに取り組み始めたことで、増えた分を減らすことができるようになる。自然と消えていく制限もあるため、全体では少しずつでも、減りだす。
リリースをどう感じるか:この新しい方法が、きっと自分を救ってくれると思っている。その一方で、今まで試した方法のように、効果が十分でなかったり、時間がかかるのだろうと疑ってもいる。また、自分でどうせ途中でやめてしまうんだろうと、既に決めている。
リリースへの取り組み方:正しい方法がどうなのかを気にする。自分がいつも正しくやっているかを気にする。もしくは、ちょっと情報を仕入れ、自分の過去の情報(結局、結果を出せなかった偽情報)と混ぜあわせ、なぜうまく行かないのか悩む。「リリースしなくては」という義務感で行う。
やるべきこと:とにかく、今感じている、目の前にある制限や気分をリリースする。浮かび上がった考えもリリースする。
アドバイス:リリースはリリースとして、過去の心に関する実践、考え、宗教、哲学から、一度切り離し、実践する。人により、心に溜めてしまった制限は、質も量も違う。リリースがある人にはてきめんに効果があるからと言っても、あせらない。心にネガティブがたまっている状態では、ちょっとリリースした程度では、大きな変化は得られないだろう。しかし、ほんの僅かな、ちょっとした向上を見逃さないように。今は、これ以上制限や感情、思考を貯めること無く、今の段階では、少しずつ制限を減らしていくことを目的とする。
リリースができるようになってきたら
気分:悪いときは、リリースにより大抵軽減できる。完全に消し去ることもある。気分の上下はまだ大きい。リリースしたものがまた戻ってくるように感じ、それに悩む。
制限:順調に減らせているが、まだたくさん溜め込んでいるため、大抵の場合はけっていることを実感できない。しかし、心に捉えたことの実現化を妨害していた、多くのほつれが解消されつつあるため、良いことも悪いことも起きる。
リリースをどう感じるか:リリースの実践により、何かを離せている実感が持てるようになる。しかし、良いことと同時に、悪いことも起き始めるため、再度、過去の手法に戻りたい誘惑に駆られる。
リリースへの取り組み方:感情や欲求が、心の罠であることを実感し始め、手放せるようになる。リリースに関する、色々なテクニックや、応用を試したくなる。日々起きることをリリースするだけでは飽きたらなくなり、より深くリリースする方法を試しだす。リリースは楽しみになってくる。
やるべきこと:より深いリリースにチャレンジする。そのため、応用のテクニックを試してみる。
アドバイス: 「心は現実の作成装置」が働き出し、今まで心に隠れていた良い思考、悪い思考、恐れなどが実現しだす。それを防ぐために、自分の心に意識を向け、どんどんと消す必要がある。心を深く探る応用も試しながら、常に、今感じている制限や感情を消すことを忘れない。また、心の抵抗も強く、巧妙になってきて、リリースを理由を付け止めさせようとする。それに気づき、対処する。いつでも、欲求の解放が応用レベルの基本となるので、しっかりと身につける。数をこなせば、自然とできるようになる。繰り返し同じ感情、同じ制限が起きるように感じるが、それぞれは別々のものであり、何段にも積み重なっていることを思い出そう。焦らず、リリースを繰り返せば、ある時、完全に手放せていることに気づける。
さらにリリースが進んだら
気分:上下はあるが、全体に高いレベルで推移する。何も制限がない状態=人間の本然=幸福であることが、実感できる。概ね、良い気分でいられる。
制限:まだ、たくさん残っているのだろうけれど、随分減ったことが実感できる。自分が実現出来ない物事は、制限を抱いていることがわかる。制限がなくなるにつれ、直感が働き出し、それが正しいことも実感し始める。
リリースをどう感じるか:テクニックや手法により手放すのではなく、自分の決意で手放していることがわかる。決意をするために、テクニックや手法を使う。過去に学んだ別の手法も、大本の部分は全部同じであることを実感する。
リリースへの取り組み方:素直に自分の心の中に抵抗、感情、欲求や固定された習慣など、制限があることを認められるようになる。気づけば、手放せることがわかる。手放すために思考や間隔に敏感になる。リリースを後回しにすることは、ほぼなくなる。リリースしようと力むことはなくなり、自然と、見つけ、感じ、決意することで、手放す。手法も、直感で選べるようになる。色々なことを通し、制限のある場所を教えてもらえる。例えば、子供の頃の出来事を思い出したり、なんてこと無くて忘れていたことが、制限に関係していたことがわかる。ネガティブな状況にその場で気付き、すぐにリリースする。リリースは習慣となる。
やるべきこと:外に解答を求めるのでなく、自分の中に答えを見つける。
アドバイス:このレベルの人には、アドバイス入らない。既に、自分の中に答えがあることがわかっている。直感が何をすべきか教えてくれる。自分の歩いてきた人生や起きた出来事、感じる制限が、まさに何を解放すべきか示してくれることがわかる。どうやればリリースできるのかも、自然と答えが出てくるようになる。
完全にリリースしたら?
残念ながら、私のリリースの速度はゆっくりで、この状態に到達していません。今、やっと制限の重さから抜け出してきた状態です。
実際、気分は上向いていますし、心に本当に抱いたことが起きることは実感しています。かなわない物事に対して、まだ制限をたくさん抱いていることも実感しています。それと、直感はよく働くようになりました。まあ、たくさん制限を溜め込んでいたのでしょう。それらをやっと処理し、私(レスター博士の言葉を借りると「私とあなた、何が違うのでしょうか?」ですが)の本当の力が、使うことができはじめたところです。
それでも、先人たちが、情報を残してくれていますので、それを元に描写してみましょう。
気分:上下はあるが、基本的に良い。本当に、幸福を感じ、ぶれることが少ない。
制限:無い。制限がないが、欲求もないため、大げさなことを行い、人を驚かせることもない。必要以上に求めることもない。
状態:起こるべきことが、起こるべき時に起きる。自然と、物事が進んでいく。そして、それを完全に受け入れる。自分と他の環境がない。肉体に固執しない。