なぜ、ヒーローは実在しないのでしょうか?
このちょっとふざけた主題を考えてみましょう。
この世の中は、バラバラのように見えて、私達個人もふくめた全(all)が同じものだとします。そうすると、この世というものは唯一の存在(Oneness)ということになります。
私達の心が現実の創造装置だとすれば、この世の中は、今現在バラバラのように見える私達が、心の中に思い描いたものが平均的に現れていると考えられます。
ヒーローに必要なものは?素晴らしい力?奇跡を起こす能力?それは一面でしかありません。
実際、ヒーローが生まれるには、「世界的な危機」や「巨大な悪の組織」やらが必要になります。
私達の心は、幸福で素晴らしい世界を望むと、「そんなものはない」と否定します。逆に、えらく物騒で不安定な世の中を考えるときも「まあ、あり得ない」と否定します。
その結果、想像が及ぶ範囲の出来事が私達の周りに満ち溢れています。
あなたが、「ヒーロー」になることを望んでも、あなた自身、そして周りの強い抵抗にあってしまうでしょう。「お前をヒーローにするために、平和を壊すなんて、まっぴらゴメンだ!」
そのため、あなたはスーパーヒーローになれません。
スーパーヒーローになるために、周りの人達を不幸に巻き込むよりは、自分の制限を取り払い、自分が幸福になりましょう。自分が幸福になれば、周りの人達も含めた「環境」は段々と穏やかになり、より平和に、より安全に暮らせるようになります。
そうなれば、スーパーヒーローに憧れる人はいなくなるでしょうね。