レスターの物語を読まれた方で、このサイトへいらっしゃる方が増えていますので、ピンポイントの短いアドバイスです。

レスター博士が自分に対して行った方法は、私達が試しても有効です。ですが、それだけでないことも知っておかなくてはなりません。

レスター博士が、彼の普段の生活について質問してきた生徒に対し答えています。「こんな変わり者の生活に注目するのでなく、自分自身の生活に注目しなさい。」

これはもちろん、いくらレスター博士の生活を研究したところで、あなたは何もリリースできず、そのため向上もできないからです。自分の人生や、起きていることが、自分が抱えている制限を教えてくれるのです。それを認め、解放できるのも自分だからです。

そして、レスター博士が超能力的なことを起こしたことについて読み、それを身につけたいと思っている人もいるでしょう。博士自身、その態度は間違っていると指摘しています。物語の中にも書かれていますが、それは自分のエゴでしかないからです。

超能力的な力に関して、リリースが進めば、それが必要な場面では発揮できるだろうが、それを目的にしてはいけないと諭しています。そうした力に対する真の理解がないまま身につけても傷つき、その結果、力を失うことになるだろうと指摘しています。

博士が達成したのは、「完全な自由」で「不動」の状態です。達成するために、それだけを強く持続的に求め、それ以外の欲求は全部投げ捨てることを教えていました。その要点が6ステップとしてまとめられたものです。もし、6ステップから外れて、物語の中で取り扱われている一部の手法を取ったとしても、他のメンタルテクニックと同様、最後には行き詰まってしまうでしょう。

行き着くまでの道は様々であるとも、博士は言っています。あなたの用意が本当に整った時、その道を教えてくれるメンター・導師が現れるとも言っています。

博士の物語に感銘を受けたのでしたら、博士の言っている通り、自分の人生を見ましょう。そして自分の制限に立ち向かいましょう。