レスター博士によりますと、習慣とか個人的な傾向は、比較的小さな思考の塊です。ですから、簡単に決意だけで手放せるように教えていました。

しかし、長年の経験で、私たちは習慣=なかなかやめられないものという思い込みが染み込んでいるため、その通りに止めらなれないのです。

そこで、簡単な手順を考えてみました。順番に試してください。ただし、全部をやる必要はありません。その習慣に対して楽に感じられることができ、もう、影響を受けないと思えるのであれば、そこで終了します。

1.まず、その習慣や個人的な傾向を止めることを決意しましょう。その習慣を持ち続け、自分で苦しみ続けるのか、手放してそれから自由になるのか選んでください。

2.はっきり、自分は止めることを選んだことを自覚しましょう。

3.習慣を止めたいという気持ちをリリースしましょう。それは、コントロールの欲求です。

4.その習慣を続けたい気持ち、習慣を手放したい気持ちをリリースします。片方だけ続けて行い、その後にもう一方の気持ちを手放してもいいですし、交互に実行してもかまいません。お好きな方でどうぞ。

5.その習慣に対して有利不利のプロセスを試してください。続けたい理由と、辞めたい理由が引き出せます。それらは欲求です。リリースしましょう。

6.まだ習慣に惑わされる気持ちが残っているのであれば、好き嫌い、正しい間違っているをペアで実行しましょう。更に、理由と欲求を引き出し、開放します。

7.ここまで行なっても、習慣や傾向にとらわれている感じがするなら、しばらく放っておこうと決意してください。コントロールを手放し、自分自身に任せます。当面、気にしないと決意しましょう。
 自然と解消されることもあります。もしかしたら、本当のあなた自身が直感でそうさせているのかも知れません。惹きつけられるのであれば「それをやりなさい」、悪い感情を持つのであれば「やってはいけません」とメッセージを送ってくれているのかも知れません。
 多分一番多いのは、本当の理由は別にあり、それを見つけられるほど認識が進んでいないからでしょう。
 いずれにせよ、放っておいて様子を見ましょう。リリースを続けていくうちに、自分でわかってくるでしょう。時間をおいて、再挑戦したら以外に簡単に、離れていくかも知れません。