各段階の詳細について解説していきます。概略図も参考にしてください。

LLリリース、最初は準備段階です。リリースという行動、そしてリリースする決意のため、精神と体の準備を行います。

 

1.リラックスする

体の力を抜きましょう。少しリラックスしましょう。

リリースは力んで根性で行うものではありません。楽に、楽しんで行なってください。自分に何が起こるのか、どんな変化が現れるのか、遊び心が肝心です。

何か急いで処理しなくてはならないとか、今すぐ解決したい問題があるとか、こんなに苦しいのにリラックスなんてできないと思う人もいるでしょう。でも、リリースに失敗したとしても、その状態は変わりません。悪くはならないでしょう。それであれば、良い方へ転ぶことを期待してワクワクしてもいいではありませんか。

そもそも「リラックスできないほど追い詰められている」と思うのはエゴの罠です。あなたの制限がリリースされてしまわないように、あなたの自我が妨害しているのです。エゴにリリースを妨害させないでください。

体の力を抜きましょう。関節を回したり、深呼吸してみるのも良いでしょう。肩の力を抜き、ちょっと前かがみにしてみましょう。

リラックスする方法をお持ちの方は、それを行うのも良いですね。でも、リラックス法に30分もかける必要はありません。入れ込み過ぎない程度に、体も心も力を抜きましょう。

 

2.リリースするものに注意を向ける

リリースするものに注意を向けます。それがどんなものか感じる程度でかまいません。まだ、準備段階です。

 

3.より自由・幸福・静穏になる選択をしましょう

自分に対して次の質問をしてみましょう。

「心の制限を持ち続けて、苦しみたいかな?それとも、全部リリースして自由・幸福・静穏になりたいかな?」

この段階では特定の感情・感覚について決めるのではなく、あなたが持っている心の中の制限全部に対して、決意してください。

レスター博士は手放せない理由は2つあると言いました。一つは「リリースしたいと願わない」ことです。

リリースの目的は、自由・幸福・静穏になることです。より自由に、より軽く感じることです。

この質問で、手放したいという気持ちと、より自由に軽くなりたいという思い、両方同時に選択しましょう。

 

4.リリースできる可能性を信じる

レスター博士が指摘した、手放せない理由の2つ目は、リリースできると言わないことです。

もし、一度でもリリースできた経験があれば、リアリティがあります。そのリアリティは、何かをリリースするたびに大きくなります。

自分が手放せる可能性のリアリティが強くなればなるほど、強く決意できるようになります。

自分に尋ねましょう。

「リリースできそうかな?」

「はい」なら結構。もし、「いいえ」であったなら、ほんの僅かで構いませんから、リリースできる可能性を認めてください。「いいえ」というマイナスから、ほんの僅かなプラスへ切り替えればいいんです。

 

これで、準備のステップは終了です。この準備段階は、毎回行う必要が無いことを覚えておいてください。

いくつかの項目を続けてリリースするのなら、最初に一回行うだけで十分でしょう。しかし、やりたければ、毎回行なってもかまいません。

リリースがうまくなれば、いつでもこのステップをまるごと飛ばすこともできます。リリースが進めば、いつでも4項目を満たしている状態になれます。

なかなかリリースできない場合は、このステップに戻ってきて、4項目を見直すのは、簡単な修正になるでしょう。

 

LLリリースに関する質問などは、フォーラムでお願いします。