まずはLLリリースの概説を説明します。他のクリアリング、クレンジング、リリース法とどこが違うのでしょうか?

LLリリース概念図.pdf

大きく3つの段階に分けて考えます。

  1. 準備
  2. 決意
  3. 強化

本当に必要なのは2番目の決意だけです。そして、最終的にこの決意のみでリリースできるようになりましょう。目標です。

準備はその名の通り、リリースする決意を行うための準備を整えるステップです。握りしめたままでいると言う壁をぶち壊す、もしくは飛び越えるために、助走をつけるのです。

強化は、決意でリリースしきれない場合、更にその決意を強く、確信に満ちたものにするための行動です。

 


 

重要な2番目の段階は、決意すること以外に細かい手順はありません。あなたが「リリースしよう」と決めることです。

前後の準備と強化は必要に応じて行います。初心者であれば、いきなり決意だけでリリースしようと思っても無理でしょう。リリースできる実感がありませんから、本当に決意することもできないでしょう。ですから、準備と強化のステップは必要です。

一度、決意だけでリリースできるようになった人であっても、強い制限を手放したり、リリースの調子が良くなかったり、なかなかリリースできない時は、準備のステップを見直し、強化のステップを行ないましょう。「決意だけでリリースできる」もこだわってしまえば、制限になります。開放できなければ、手法にこだわっても仕方ありません。

 


 

準備の段階は、リリースに必要な状況を作り出すためのステップです。リリースに慣れてくれば、24時間、ここで求められている状態になるはずです。なっていたら、飛ばしてしまいましょう。必要なのは決意だけであり、準備が自然と整っている時に、わざわざこの段階を行う必要はありません。

手順は簡単です。まずリラックし、自由・幸福を求める選択をし、リリースの可能性を認め、リリースしたいと望むことです。

決意だけでリリースできるようになった後でも、リリースが上手く行かないときは、まずこの準備のステップを行いましょう。うまくいかない理由は、何かが抜けているからである可能性があります。

 


 

最後の段階は、決意の強化です。一般的に、リリースとかクレンジングとか感情のコントロール方とか呼ばれる手法を使います。ただ、浮かび上がってくる物を、そのまま感じ続けるのも、このステップです。実際、どんな方法も強化の手法となり得ます。

例えば、リリースする決意なしに、ある出来事を何度も繰り返し思い出すことは、リリースと言うより、自分のエゴを強化しているだけになります。思い出す事自体に、ある程度リリースの効果はあるでしょうが、それよりも自分の感情や感覚の正当性を強めてしまい、より強く握りしめてしまうのです。

同じ状況でも、リリースする決意を既に持っているのなら、思い出し、そのまま眺め、浮かび上がってくるまま、そのままにしましょう。コントロールしませんし、それが残っていようと、立ち去ろうとかまわない状況です。そのネガティブ、不快感、制限を自分で眺め、「どうして持っていたんだろう」、「持っているのは馬鹿らしい」と、手放す決意を強めるのです。緩めた手を完全に開ききるのです。

このステップには、イメージ法も使えます。決まった言葉を繰り返す方法もあります。体の感覚を利用する方法もあります。

方法には向き不向きがあります。初心者は自分にあった方法を見つけてください。

また、体感覚にはこの方法、感情には別の方法と、リリースする対象に合わせ、手法を変化させてもかまいません。対象の強さによって、方法を変えたり、繰り返す回数を変えたりしましょう。

この情報をお読みの方の中には、様々な似た方法を試した方がいるでしょう。各種リリースや、クレンジング、クリアリングなどです。もし、それらでリリース出来なかったとすれば、理由は簡単です。リリースする決意が抜けていたということです。逆に言えば、リリースすると決意したのであれば、今まであなたが試してきた知識を、今度は生かせるでしょう。

初心者にとって、この段階は自分に合った方法を見つけ、状況に合わせて使い分ける方法を探し出す段階になります。中級者はそれに慣れ、リリースの経験を積み上げることで、決意によるリリースを目指します。上級者は、決意だけでリリースできない場合に、既に身に付けている自分の強化策を行い、決意を強くするステップとなります。

十分に決意を強くすれば、必ず手放せます。

 

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