何かをリリースするために、実行中に眠気や疲れを感じたら、その時点で止めるのは避けましょう。
もちろん、睡眠不足や体が疲れ切っているときは、そう感じるでしょう。基本、そうした時は避けるべきです。一日の最後にその日のネガティブを離す習慣があり、その日は忙しく疲れを感じているならば、その時点で感じているネガティブだけを手放すだけにしておきましょう。
一日の最後は睡眠時間に近いということですから、眠くなりやすいですよね。そんな時は、仕事が終わって食事前とか、そうした時間にリリースする方がよろしいかと思います。
リリースは内観します。内観すると、どうしても外部に対する意識は低下気味になります。内部に意識を向けますから、眠気や疲れは強く感じてしまいます。
体調に合わせた、リリースの程度を、保ちましょう。リリースが進み、良い状態であれば、そうした疲れや眠気を手放すことも可能ですが、そこまでできない、またはリリースが停滞気味の時は、こうした注意をしましょう。
全くリリースを止めてしまうのではなく、軽めにするのです。疲れや眠気を感じるのは、あなたがリリースするのを止めさせようとする、自我の罠の一つでもあるからです。リリースすることへの抵抗しているのです。リリースを止めるのは、エゴに屈することです。
しかし、リリース前に疲れも眠気もなく、その日は肉体的に疲れていないはずなのに、リリースしたら疲れたり、眠くなってきたりしたのなら、それはエゴが止めさせようとしているのか、もしくはネガティブを刺激した結果、そのネガティブに結びついている眠気の感覚、疲れの感覚を感じているだけかも知れません。
いずれにせよ、それならば、リリースするチャンスです。取り除きましょう。
一つ注意しなくてはならないことは、リリースできているのに続けていると、かえって調子が悪くなります。また、ネガティブがないところをリリースしようとしても、調子はおかしくなりますよ。そうした場合も、眠気や疲れを感じることがあります。
ネガティブといえど、本当のネガティブでそこにあるならば、あなたはそれに興味を引かれるか、関心が有ることでしょう。あなた自身の一部でありながらも、思い通りに動かない部分です。「なんなんだ、これは?」という感覚があるでしょう。なんとなくでも、惹きつけられるはずです。
リリースできないほど重すぎ、認識できない部分には、こうした興味は持てないと思います。なにせ完全に遮断されているでしょうから。
興味はあり、惹きつけられていて、リリースを始め、軽くなったが、「未だあるのでは?」、「完全にすっきりしていない」と続け、重くなり、興味もなくなって、抵抗感が増していきます。そう気づいたら、多分やりすぎたのでしょう。完全にすっきりしなかった理由・ネガティブは別に合ったのです。良い時点を通り過ぎても続けてしまった抵抗を手放しましょう。
もちろん、こうした興味ややり過ぎの現象が、自分の自我が抵抗して創りだした罠である可能性もあります。ですから、行ったプロセスを記録しておくのは、重要なのです。やりすぎた部分、やり足りない部分を後から修正するための資料になります。
リリースするなら、より軽く、より自由になりましょう。囚われたままで、やめないようにしましょう。