決意だけでリリースできるようになるまでは、自分の優先的な感覚をうまく利用しましょう。
最近ではNLP、ちょっと前ですと心理学ぽい本に書かれていることです。おおまかに分けると、人間には視覚優先、聴覚優先、体感覚(運動神経)優先の3タイプがあります。NLPの発展により、さらに細分化されたパターンも知られています。
ヘイル氏もセドナ本で、この優先的な感覚を利用するために、各タイプごとにヒントを書いています。
主に言葉を使用し、リリースするセドナメソッドは、聴覚優先の人は行いやすいでしょう。
リリーステクニックの体感覚を利用する方法は、体感覚優先の方、そしてイメージを利用するので、視覚優先の方はやりやすいかも知れません。
しかし、リリースする対象は映像であったり、音であったり、思考であったり、体感覚であったりします。また、ネガティブを持っていると認識する過程や手放した感覚も、こうした要素がからみ合っているのです。ですから、特定の一つの方法が有利というわけではありません。
また、リリースする人ごとに、どれがやりやすいかは、人それぞれです。自分でうまいリリース法が見つかっていない方は、こうした要素にも注目しましょう。
例えば、私の場合は、現在以下のように行います。上から順番に行なっています。(厳密に順番を決めているわけでありません。このような流れで行なっているというモデルです。簡単な方法で試し、上手く行かないなら、複雑になっていきます。)
1.胸に重さを感じる(体感覚)→手放そう(言語)→軽くなった(体感覚)
2.胸に重さが残る(体感覚)→自由、清安になりたい?(言語)→体感覚でYes→手放そう(言語)→軽くなった(体感覚)
3.まだ残っている(体感覚)→過去の手放した成功例を思い出す(体感覚)→手放せる?(言語)→Yes(言語もしくは体感覚)→手放したいか?(言語)→手放さず重い将来と手放して解放された時のイメージ(視覚)→どっちが得か?(言語)→手放したい(言語もしくは体感覚)→手放そう(言語)→軽くなった(体感覚)
4.残っているものをチェック(体感覚)→飛び出ようとしているエネルギー(体感覚)→空想上のドリルを差し込む、窓を開ける、花火のようなもので燃やし尽くす、鉄球やチェーンが落ち出る(視覚)→軽くなった(体感覚)
5.残っているものをチェック(体感覚)→欲求かな?(言語)→承認?(言語)→重さをチェック(体感覚)→目の前の左下にエネルギーのイメージをチェック(視覚)→手放そう(言語)→軽くなった?(体感覚)→コントロール?(言語)→重さをチェック(体感覚)→目の前、正面下にエネルギーのイメージをチェック(視覚)→手放そう(言語)→軽くなった?(体感覚)→→安全・安心・生存?(言語)→重さをチェック(体感覚)→目の前、右下にエネルギーのイメージをチェック(視覚)→手放そう(言語)→軽くなった?(体感覚)
6.まだ残っている?(言語)→抵抗している?(言語)→抵抗感を見つける(体感覚)→これは何?(言語)→体感覚で何の感情か、欲求か見分ける→これは~だ(言語)→手放そう(言語)→軽くなった(体感覚)
簡単に決意だけで手放せるか試し、ダメなら、レスター博士の6ステップの最初を確認し、手放せない理由の2つが無いことを確認後、再度手放す決意をします。
実際、言葉で考えますが、決意は言葉ではありません。重たい、嫌な感じ(体感覚)→持っているのは馬鹿らしい(言語)→今から未来に向けて続いてるカレンダー(視覚)→手放さないと(言語)→カレンダー上に泣いている顔がスタンプのように続いていく(視覚)→嫌だね(言語)→手放すと…(言語)→カレンダーに笑っているマークをスタンプのように押していく(視覚)→早く手放したほうが得だ(言語)、こんな感じで、各感覚を行き来しているうちに、手放す決意がされ、そして手放せるのです。
3つの欲求に関して、私はチェックする順番ごとに、左に承認、真ん中がコントロール、右が生存・安全・安心と決めてしまっています。欲求をチェックするときは承認から始め、胸の左側からチェックすると当時に、視覚的に左下のあたりにうっすらとエネルギーが潜んでいないかチェックします。次に真ん中でコントロール、最後に右側で生存の欲求です。
これは、こういうふうに並んでいるという訳でありません。私が欲求をチェックするときの習慣として、自分でチェックしやすいように作り上げた習慣であり、プログラムです。8割方、この方法で欲求は引っかかります。2割はこの左・中・右に当てはまらず、「やりたい」というエネルギー感を見つけてから、それが何の欲求か調べています。
残っているものがエネルギー的なものであれば、リリーステクニックの体感覚を使用する方法へと切り替えます。エネルギーを放出するイメージを使う方法ですね。軽くなるまで、ただドンドンと通り過ぎさせ、噴出させます。
この体感覚によるリリース方は、私の場合、体感覚8,視覚化2程度の重さを置いています。つまり、視覚化はぼんやりで、離れていく体感覚をメインに行なっています。
最初は同じ割合で利用していましたが、エネルギーが枯れてしまうまで、時間がかかっていました。先日、ひらめいて割合を変えて見ましたら、あっという間にエネルギーが消えて行きました。
これは、あくまでも私の場合です。基本的には視覚化優先人間ですが、リリースに関しては体感覚を利用したほうが、簡単に手放せるようです。
私の例を紹介したのは、同じように行いなさいという意味では、もちろんありません。
皆さんは、それぞれ違っているのですから、優先的な感覚も異なり、リリースに関してどの感覚をどの程度使えば、手放しやすいのかを見つけるために、色々試してみればいいのです。工夫してみましょう。
そうして、リリースしていくうちに、段々と簡単な方法で手放すことができるようになり、最終的に決意だけで手放せるようになります。それまでは、自分で手放しやすいバリエーションを試してみましょう。