もし、リリースが奇跡を起こす道具だと思っているのでしたら、おあいにくさま。そうではありません。

レスター博士の物語を読んだ人が、リリースに期待するのは超能力であったり、全知全能の力だったりします。残念ですが、博士自体が超能力や超自然的な事柄を起こす力を手に入れることを期待するのは間違っていると指摘しています。

日本語に訳されているセドナ本の冒頭で、リリースした結果、あれもこれも上手く行った男性の例が紹介されていますね。それを読んで、同じような事が、リリースによって起きると思ったら、大間違いですよ。

ネット上に、リリースして良いことが起き続けている人のコメントが結構あります。それをリリースに期待するのは間違いです。

リリースはネガティブを手放すための道具です。手段です。もし、あなたがリリースに期待できるとしたら、今扱っているネガティブなものを手放すことだけです。

良いフローを創りだす、奇跡的な自体を生み出すのは、リリースではなく、ネガティブが去った後の自分自身の力です。完全に静かで、幸せで、全知全能の状態でいられるのは、リリースがもたらしたものではなく、ネガティブな部分で妨害され、感じられなくなっていた、もともとの状態に戻っただけです。

レスター博士曰く、必要であれば超能力的な力がもたらされることもあるが、それは意図するからでなく、必要に応じて発揮されるだろうとのこと。その力だけを欲し、トレーニングで手にしようとすれば、大変な努力が必要になり、身につけられたとしても、正しく使用する理解がないために、自分自身を滅ぼすことになるだろうと、話しています。

結局は同じこと?はい、結果はそうですね。

しかし、もしリリースで手こずっているのなら、こうした内容を理解しておくべきです。

リリースするときは、今手放したいネガティブを手放すことだけを、期待しましょう。

例えば、あなたが特定の車を手に入れたいとします。しかし、それを妨害しているネガティブが100あるとします。今、一つのネガティブを手放そうとしており、手放せても他の99個が妨害しているのですが、あなたは車が手に入ることをそのリリースに期待するのです。

結果は、車が手に入らないという失望です。車が手に入らないからリリースは効果がないという判断です。きちんと手放せているのにです。

リリースが進まない初心者のうちは特にこれを気をつけましょう。何か一つをリリースし、それがあなたの人生を悪くしている大基のネガティブであって、そしていきなり超ハッピーになることもあります。残念ですが、たいていは下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるです。出てきたものを、リリースのチャンスと考え、バンバン手放していくうちに、段々と幸福に、段々と軽くなっていきます。