基本の3つの質問、「できますか?」、「したいですか?」、「いつ?」はレスター博士の言葉から来ています。
それは、手放せない理由は2つあり、一つ目はできると思っていない、二つ目は話したくないと思っている、のどちらかであるということです。手放すには、できるという意志と、それを望むことが必要なわけです。
ヘイル氏ははいでも、いいえでも、手放せると言っていますね。博士が直接言っているわけではなさそうなので、ヘイル氏個人の解釈か、ヘイル氏がセミナーコーチだった時にそう習ったかです。
ですから、あなたの解釈で、質問とレスター博士の言っていることを理解しても、構わないでしょう。例えば、私が今の時点で解釈しているのは、最初のできる?の質問で、はいと答えたら、「ようし、放すぞ!」という意図を強化して、二番目のやりたい?の質問で、肺と答えたら、「ああ、こんな重いのは嫌だな。放したいなあ」という希望を強化、三番目のいつ?で今と答えるのは、「持ち続けている時間だけ、苦しまなくてはならない。だったら、今手放してやる!」と、実際に手放す決意をする、という感じです。
そして、放したいという欲求が十分に有り、放すぞという意図が強固な状態であるならば、言い回しを使わなくても、ただ決めただけで、手放せます。つまり、感情のスケールで言うならば、勇気以上の状態であれば、決意だけ、それ以下の状態であれば多少の手順を踏む感じですね。
ちなみに、私は今、欲求に関して、どんな状態であっても、決意だけで手放すようにしていますが、状態が低いときは、なかなか完全に手放す決意が出来ず、多少時間がかかります。けれど、欲求を見つけて手放せると、軽くなる感じが強いので、多少時間がかかっても、行っています。