もし手放すのに苦労しているなら、それを一度「透明」にしてみましょう。

前記事を書いたあと、仮眠を取りまして、起きたときに「I’m OK」という感覚になっていました。前から、「エニアグラム」の本を覗いてごらんという感覚があったのですが、いままで無視していたので、この際直感に従って、見てみることにしました。

エニアグラムは書き手の囚われによって内容が異なっています。最初に日本に入ったものがキリスト教の大罪をベースにしたもので、日本語訳も確かキリスト教系の大学の教授でした。その後、心理的なアプローチを取り入れた、ドン・リチャード・リソという方のかかれた本が入りましが、この教授は監修という立場でした。けれど、監修という立場でありながら、この本についてドン・リチャード・リソの手法には細かすぎるとか、なんたらかんたら、いちゃもんを書いていました。まあ、大学の教授の監修というのは、昔からこんな感じで名前だけというのが多いのです。昔、日本で大流行したHow to sexという本、教授が書いていることになってましたが、実は助教授が趣味で書いたもの。教授は名前だけなんです。当時ロケット博士として有名な教授がいましたが、あの人もいろいろ書いています。実は、ほとんど名前を貸していただけです。つまらない権威付けですよ。

もう流行を過ぎた、エニアグラムですが、一冊の本を手にして、序盤の部分を読み返したら、まあ、リリースに通じている部分が沢山ありました。その当時は、頭で理解していたのでしょうね。

そこで、性格というものは無くならない、自己に近づいていくごとに、透明になっていくという記述が目を捉えました。この表現はリリースに使えると直感しました。もちろん、手放すことはできますよ。

なかなか手放せないとき、ヘイル氏のセドナメソッドでは、「しばらく、それを持ったままにしてみましょうか?」という手法もあります。自分自身に、リリースしている対象を、そのままいだいていさせる方法です。それにより、心に余裕ができます。余裕ができたら、手放せるようになります。

この質問の代わり、もしくはこの質問でも手放せないときに「もうちょっと、持ったままでいいから、透明にしてみましょうか?」と聞けます。

これを思いついたとき、ちょっとやってみました。その時に感じていた、抵抗感、感覚、思考を透明にしてみたんです。もちろん、それらに色はありませんし、特定の色をイメージしていたわけでもありません。それらを物理的の世界で色をなくしていく感じで、こちらからの視線を妨げず、向こうからの光も妨げない、そうした感覚にしようと決意したのです。

すると、それらの存在が軽くなりました。そこにあっても影響を受けなくなっていたのです。「もう影響を受けないから、手放そう。」と後は簡単にリリースできました。

前の記事で、精神的な手放しも物理的な現象の考えを受けていることに気づきました。これはリリースが進んでいない初心者・中級者は特に当てはまります。ですから物理的な現象をメタファーとして、リリースのバリエーションを作れますよ。あなたの直感に従ってみましょう。まだ、直感に自信がない初心者のかたは、とりあえず手放しを行いましょう。「わかってから」やろうと色々知識を詰め込んでも、何もリリースされません。自分で行っていくことで、いろいろ気づくことができます。