タグ 説明
KISSリリース ステファンさんによる手法関連情報です。
LLリリース 私の経験を元にした、リリース法です。
お散歩ビジュアライゼーション 散歩しながら視覚化を行い、エネルギーを上げましょう。
セドナメソッド ヘイルさんによる手法関連情報です。
セドナ本 唯一、日本語に翻訳されている書籍の補足です。
トレーニングセンター LLリリースを学ぶ情報です。
フォーラム 旧フォーラムの情報です。
リリーステクニック ラリーさんによる手法関連情報です。
レスター博士 開放手法の祖、レスター博士関連情報です。
レスター講義 レスター博士の講義を翻訳したものです。
初心者向け セドナメソッド初心者向け解説です。
当サイト 当サイトに関する情報です。
私的解説 技法について、個人の経験から解説しています。
電子本 LLリリース関連の電子本です。

リリースと物理世界の認識

タグ: 私的解説
公開日:2011-07-24 01:46:30 修正日:2019-05-18 08:29:51

本来リリースは決意です。決意さえ出来れば、何でも全てその時点で手放せるはずです。しかし、そううまく行かないことも多いのです。なぜでしょう。

ひとつの解答、もちろん私の出した解答ですが、書いてみたいと思います。参考になればよろしいのですが。

高度な精神的理解のレベルでなくとも、精神・思考的なものごとと、物理的なものごとには当然違いがあります。ここでは、そんなに次元の高い理解をする必要はありません。

私たちが感じている物理世界は、物があり、空間があり、時間があります。時間の認識がどうのこうのと深く入っちゃダメですよ。一般的なレベルで進みましょう。

物を動かすのにはエネルギーが必要です。あなたが本を動かすのにはつかんで目的の場所で離す必要があります。

重力も働いています。ビルの屋上から飛び降りれば、抵抗しようとも下へ落ちます。

私たちはこうした世界に必要以上に同意しています。その実感があまりにも強いため、精神的な物事にも物理法則を当てはめてしまいます。自分の心に起きたことを理解するため、外部の物理世界のフィルターを利用する必要があります。

例えば、一般的な心理カウンセラーでは、患者さんはカウンセラーや医者に対して、問題について話をしなくてはなりません。これにより、エゴは強化されてしまいますが、多くの場合、心理的な負担は少なくなるはずです。まあ、こんなに改まった場面でなくても、友達に悩みや感情的な出来事を話すとすっきりしますよね。では、いったい何が起きたのでしょうか?

たぶん私たちは心のなかの感情を何かエネルギーのように感じているのです。電池があっても、何も電線がつないでなければエネルギーは流れません。いくらエネルギーは高い状態にあっても、行き場がない、進むべき方向がない、流れないのなら、たまったままになります。

そして、誰かに話す行為は、コミュニケーションです。これにより我々は相手とつながった感覚を持ち、相手と交流し、それで心のエネルギーも流れ出ていったと感じることができます。そして、溢れかけていたエネルギーは安定的なレベルまで落ち着くわけです。

もし、鏡の中の自分が別の人間と思える人なら、鏡に向かって話しかけても、感覚の解消には役に立つはずです。お人形さんに人格を見いだせるなら、話しかけて悩みを聞いてもらうこともできます。ただ、大抵の人にとっては鏡の中の自分は他人に思えず、人形はただの物質で人格とは思えません。

実はラリー氏も分析として少しは使っているのですが、ヘイル氏がよくやるデモンストレーション、小物を手のひらで握りしめ、離して、落とすデモは、リリースで起きる心理的な現象を、物理的に理解させています。初めて、リリースを行う人は自分の心を見つめること、コントロールの感覚を持っていませんでしょうから、それを実感させるのに、役に立っています。

しかし本来、精神的なものは重さや質量、形もないのです。(深い物理学や、脳神経の中を動き回っている電子の重さなどは考えないでくださいね。一般的な話でいきましょう。)ですから、手放す決意だけで、そこから無くなります。エネルギーも必要ありません。努力も必要ありません。ただ決意のみです。

ただ、重さや形もない状況を経験したことが無いため、それを認識できないのです。今まで物理世界での経験だけを、認識して来ました。そのため、心理的な何かがリリースされていく状況を、物理世界で起きているようなイメージで理解しているのです。

なにか重いものがある、これが遠ざかるには時間がかかるだろう。大きなエネルギーが要るな。細かく砕けば、一つ一つは簡単に動くだろう。うまく動くこともあれば、動かないこともある。努力も必要だな。手順も考えなきゃ。正しくやらなきゃな。この方法が一番いい。道具も必要だ。深い場所は暗いから、見えない。浅い場所にあるものは見える。小さいものなら簡単に動かせる。エネルギーが流れるのには、受け手が必要だ。相手が必要だ。場所が必要だ。時間が必要だ。などなど。

これらの物理的な法則を我々がどのように、リリースに当てはめているか分かりますか?「大きい感情は積み重なっているから、一つ一つ取り除く」、「手放しの質問は一語一句間違えずに尋ねなければならない」、「もっと他の手法を勉強しなくては」、「手順を守って行おう」、「大きな主題はリリースに時間がかかる」などなど。

けれど、これは仕方が無いのです。これでいいのです。なぜなら、私たちは完全に精神的なものを経験していないのですから。もし、今の時点で完全に自由で、幸福であるのなら、手放しする必要はないのです。私たちは、今の時点で、物理世界を通り越したレベルにいるわけではありません。

実際、理解する方法を学ぶために言葉を使わなくてはならず、言葉は物理世界の経験による概念です。完全なる自由の状態では、直感はいつも正しいのだとしても、それに行き着く道を理解するには知性と言葉による情報を使わなくてはなりません。

そして、リリースの経験を積み重ね、精神的な経験、例えば物理的な考えであれば大きなものはなかなか簡単に動かないはずなのに、大きな精神的な問題が、あるとき簡単に一瞬で吹き飛んでしまうような、非物理的な経験をしていけば、その精神的な経験の積み重ねにより、だんだんと物理的なフィルターを通して理解する必要はなくなります。

精神的な経験の実感が増えていけば、物理的な理解の仕方は段々と必要なくなります。それに従い、大きなテーマ、心の奥底のテーマも扱えるようになり、リリースに努力が必要、手順が必要、方法が必要、時間が必要は実は嘘で、瞬間的に行えるようになっていきます。

とはいえ、いきなりは無理です。私たちが実感の柱としている物理的な理解に基づいて、リリースしていきましょう。リリース自体の経験が、それらを取り去ってくれます。